「目標を保つことが大切」とよく言われますが、「なぜ大切か」はあまり言及されていないように感じます。
今回は、目標を立てることで自分の身に起こる変化と具体的な目標の立て方についてお話しようと思います。目標設定の方法には個人差がありますので、一つの例として参考にしてもらえればと思います。
目標が大切な3つの理由
理想の自分から逆算して目標を立てることで、自分の身に変化が感じられるようになるはずです。目標を立てることで得られる3つのメリットをまとめてみました。
自分の現在地を考える
目標を立てると、そこまでの道のりを考える上で必然的に現在の自分の立ち位置について考えることになります。
広い遊園地で目当てのアトラクションまでの経路を知るために園内マップで現在地を確認するのと同じように、目標までどのくらい距離があって、どのルートで進むべきなのかを考えるようになるのです。
自分の置かれている立場や境遇、今の実力を頭の中で整理するだけでも、その後のアプローチに良い影響が出てくると思います。逆に言えば、自分の今いる場所が分からなければ目標へと辿り着くことは出来ません。
「やること」と「やめること」が決まる
自分の現在地と目標が決まったら、その経路を進むために「すべきこと」と、それを遂行するために「やめるべきこと」を考えます。1日は24時間という条件は全ての人に共通していますから、その時間をどう使っていくかが肝になります。
自分のすべきことを明確にすることは、取り組みの強度を上げることに繋がります。迷いなく信念を持って進むためにも、自分の中での優先順位をはっきりさせることが大切です。
モチベーションが高まる
明確な目標があるかないかでモチベーションは大きく変わると思っています。
例えば、「なんとなく」痩せたいと思っている人と「〇〇さんとお付き合いするために」痩せたいと思っている人では、ダイエットへのモチベーションは雲泥の差になるでしょう。
他にも「3ヶ月で10キロ」のような期限や具体的な成果を設定するだけで、自分を奮い立たせる好材料となるわけです。
モチベーションの維持には「なぜ頑張るのか」という動機付けが重要だと感じています。
目標とは少し違いますが「動機」の重要性についての記事です。
目標の設定方法
目標の立て方は人それぞれですが、個人的には大きい目標から小さい目標へと派生させていき、組織図のようなイメージで設定していく方法がおすすめです。
まずは最大の目標を設定し、そのために必要な細かい目標を立てます。これを繰り返して現在の自分との間を埋めていく感覚です。
プロになる過程では「プロになる」を最大目標とし、そのために「全国大会〇位」や「世代別代表選出」のようなアピールになりそうな目標を立て、そのためには…と目標を連続させて考えていました。
そして最大目標を達成したら「プロになった自分」を現在地として、また新たな最大目標との間を目標で埋めていくのです。
目標は人と比べる必要はありません。自分の辿り着きたい目的地を頭の中に思い描いて、自分の信じた道を進めば良いと思います。
また、設定した目標が達成されないこともあります。それが簡単な目標でなければ尚更です。現実を受け入れ、都度修正していく柔軟さも大切です。
まとめ
今回は、目標の重要性と具体的な立て方についてお話しました。
僕自身も目標に向けた道の途中にいます。目標を持つことが全て良いこととは限りませんが、相応のメリットはあると考えています。
「何か生活にハリを持たせたい」「漠然とした夢を明確化したい」と感じている人にとって少しでも参考になれば幸いです。
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