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「やらないこと」を決めないと始まらない

伝えたいこと

サッカーがやりたい。でも勉強もしなくちゃ。友達とも沢山遊びたいし、ゲームもしたい。彼女(彼)との時間も大切にしたい。学生時代は特に色々な事に興味が湧いて、いくら時間があっても足りない…。なんて思うこともあるかもしれません。これ自体は素晴らしいことだと思います。

でも、何か自分なりの目標があり、そこまでの制限時間が設けられているのであれば、全て思い通りにやりきることは難しいでしょう。

サッカー選手を目指す人であれば、高校卒業もしくは大学卒業のタイミングがーつのタイムリミットの目安になります。何歳でも夢を持つことは自由ですが、現実的にはある程度パターン化されているのが現状です。

であれば、目標を持ってからタイムリミットまでの時間は必然的に限られてきます。その間に目標達成のためのステップを描き、行動する必要があります

ここで多くの人が「何をすべきなのか」ということを考えます。どこのチームに入り、どういう練習をすればいいのか。とても大切なことです。でも、そのために「何をやめるべきなのか」まで考える人はそこまで多くないような気がしています。

義務教育であれば、学校には基本的に行かなくてはなりません。後の人生を考えれば、勉強を頑張って損をすることはないでしょう。となると、友人と遊ぶのを控えたり、恋人との時間を減らしたり、スマホを見ている時間を削ったりする必要が出てきます。

この「やめる項目」は人によって千差万別ですが、必ず何かを我慢することが必要です。何かを犠牲にしてまで目標を達成することが全てだと言うつもりは全くないですが、単純に考えて他に同じ目標を持った人たちがそこに費やす時間より自分が投じる時間が少ないのであれば、必然的に結果には差が出てくるよね、という話です。

練習は「質と量のどちらが大切か」というありがちな論争にもなりかねませんが、やはり量がモノを言うことが多いのも事実です。加えて、意識高く取り組む人たちの練習のクオリティにはそこまで大きく差が出ないことも理由に挙げられます。

だからこそ「やめること」を決めて、時間を生み出し、目標達成のために費やすことが重要です。

苦労自慢をするつもりはないですが、僕は学生時代に学校の友人と遊ぶことはほとんどありませんでした。そこまで執着がなかったことも関係するかもしれませんが、友人たちが楽しんでいるのを見て、羨ましく思ったことも時にはあります。

でも、本当にサッカーばかりしていたのです。

プロになって思うことは、他にも同じような選手が沢山いて、僕のような取り組み方をしてきた人は特段珍しくもないということです。当たり前のように自分の時間をサッカーに投じ続けてきた人が山のようにいます。

それでも試合に絡めなかったり、数年で引退してしまう選手がいるのだから、厳しい世界だとプロに入って痛感しました。プロになった後も、その課題は付いて回るということです。

この記事を本田圭佑さんが読んで下さったようで、こんなツイートをされていました。

何かをやめたり捨てたりすることはとても勇気がいるし、痛みを伴います。全ての人におすすめすることは出来ませんが、何か本気でチャレンジしたいものがある人にとっては、少しだけ意識した方がいいポイントかもしれません。

僕自身にも、競わなければならないライバルが沢山いるし、達成したい目標もあります。そのためにやめることを勇気を持って決めて、出来ることをコツコツと積み上げていこうと思います。

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