Twitterに質問が届きました。
こんにちは。
にわかの素朴な疑問、野球と違ってサッカーは移籍が激しいですが、所属チームに対しての帰属意識ってあるんですか?降格しても自分は移籍すればJ1に残れるし、どうなんだろうと思っています。
クラブへの想いや愛着、ロイヤリティの部分ですね。
クラブ選択における基準やポイントは人それぞれで、その人なりに重要視している点があるはずです。この部分に関してはこちらの有料noteにて解説しています。
選手の気持ちの部分はなかなか理解するのは難しいですよね。僕自身の考え方や、見聞きした範囲内でお答えしたいと思います。
これは正直、人によると思います。理想論で言えば、全員がクラブに対する帰属意識や愛着を持って戦えることがベストですし、そういった気持ちが強い選手は大勢います。
ですが、現実はそう簡単に解決する問題でもないと感じています。選手が何を目標にプレーしているか、という部分にも大きく左右される点だと思います。
プレーヤーとして少しでも上のカテゴリーでの実績を積むことを最優先にしていたり、金銭的な部分を重視している場合には、チームの成績によっては移籍を選択する場合もあるでしょう。この部分の考え方については別途記事を書いています。
ただ、この考え方が一概に悪いとも思いません。応援している方からすれば、納得のいかない考えかもしれませんが、選手にとっても生活のかかった仕事であり、短いキャリアでいかに実績を残すか、ということもとても重要です。
ただ一方で、結果の責任を感じてチームに残ったり、高い貢献度で良い成績を納めるなどして自分のキャリアを素晴らしいものにしていく選手も沢山います。そういった選手はファン・サポーターの方々からも愛されますし、より応援してもらえるようになると思います。
クラブとしては、チームへの忠誠心のある選手を多く揃えたいと思うでしょうし、評価も高いでしょう。それでもやはり、実力がモノをいう世界です。いくら忠誠心があっても、実力が不足していれば放出されますし、自分の力で契約を勝ち取るしかありません。
だからこそ、自分をより必要としてくれるクラブや価値を評価してくれるチームに移籍することも全く悪いことだとは思いません。感情的な部分であるが故にバランスを取るのが難しく、なかなか第三者に理解されにくいのかなと感じています。
ただ、そんなに簡単に移籍を決断する選手はいないということも同時に知っていて欲しいと思います。試合に負けたりチームを降格させてしまったりしては自分自身の評価も落ちますし、何よりシンプルに選手として悔しいです。
日々、勝ちたい。負けたくない。と思いながら全力でプレーし、真剣にサッカーと向き合っていることだけは理解していただけたらなと思います。
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