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選手が感じる「ホーム」と「アウェイ」の大きな違い《4つ》

伝えたいこと

「ホームだから、何としても勝ちたい」

「アウェイ」だけど、負けるわけにはいかない」

小さい頃こういうフレーズを聞いて、同じサッカーの試合なのに、ホームとアウェイによって有利・不利があるのかな、と不思議に感じていたのを覚えています。

プロになってみて、試合を重ねていくうちにその違いがよく分かるようになりました。

今回は、このホームとアウェイの違いについて僕の感覚を話そうと思います。大きく分けて、違いは4つです。

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①サポーターの声援

学生の頃はチームメイトや父兄、友人たちの僅かな声援があれば良い方ですが、プロの試合では声援のクオリティが違います。自分たちのクラブを後押しする応援歌や声援がスタジアムを包み込みます。

この声援があるのとないのでは、全然違います。

個人的に特に頼もしく感じるのは、得点や失点の直後。得点であればスタジアムのボルテージが一段と上がります。反対に失点後も、選手が下を向きかけたとしてもサポーターの声援がもう1度立ち上がらせてくれます。

事実、ほとんどのクラブで、ホームゲームの勝率がアウェイゲームのそれを上回っているというデータもあるくらい。

感覚的なものと事実ベースの両方で、サポーターの声援の威力を証明しています。

②移動による疲労

プロになって、自身のコンディションに対してより真剣に向き合うようになったからなのか、移動による身体への負担を特に感じるようになりました。

長時間のバス移動や飛行機移動などでは、試合前日に現地入りするとはいえ、想像以上に負担はかかります。この点でも、慣れた環境で試合を迎えられるホームの方が有利だと言えるでしょう。

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どれだけアウェイの遠征やゲームに慣れても、難しさは残ります。

僕はアウェイゲームの前日は、普段より多めに身体のケアをするようにしていますし、持ち物やルーティンを含めて、出来るだけホームゲームに近い環境に持っていけるように意識しています。

③スタジアムやピッチの違い

当然ホームグラウンドの方が慣れていますし、ストレスなくプレー出来ます。

試合前のウォーミングアップの前に、ピッチに出てきて歩いたりステップを踏んでいる選手を見たことがあると思います。これは芝の長さや滑りやすさを事前に確認するための作業。

バウンドボールの走り方も変わりますし、スパイクを変える選手も。テーピングにまで影響する選手もいます。

これは感覚的な問題ですが、アウェイのスタジアムが、陸上部トラック付きか専用スタジアムかによってもピッチの広さが違って見えたりもします。

こういった慣れの部分は少なからず、ホームチームに有利に働きます。

④気候の違い

近場のチームとの試合の場合は影響はないですが、極端な気候の地域では大きな影響が。

例えば、普段温暖な気候の元で練習や試合をこなしているチームは、寒い地域での試合ではそれなりに難しくなります。

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寒さや暑さ、湿度などへの慣れは意外にも選手のコンディションを左右します。

気候による選手への影響も、侮れないホームチームのアドバンテージになり得ます。

まとめ

ここまで、ホームとアウェイの違いを選手目線で話してきましたが、あくまで僕が強く感じる部分であって、これ以外にもホームのアドバンテージを感じている選手もいるかもしれません。

それでも、ホームゲームが選手にとってはとても感情が入り、戦いやすいというのは変わりないでしょう。

「自分たちの住む街で、自分たちの愛するスタジアムで、自分たちを後押ししてくれるサポーターの声援を受けながら戦う」

この大きなアドバンテージを存分に享受しながら皆さんと勝利の喜びを分かち合えるよう、頑張りたいと思います。

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