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辛い時こそ「応援」が力になる

質問回答

怪我でもないのにベンチ外のときは応援されることについて選手はどう思ってるのでしょうか?またその時はどのような言葉をかければよいのでしょうか?

以前ある選手が練習後のファンサをいつも行わずにさっさと帰ってしまっていて、移籍してから番記者さんがそのことを質問したときに「ベンチ外で不甲斐なくて恥ずかしかったから」と言っていました。

また、実は私は最近とあるイベントで推しの選手にばったり会ったのですが、選手の方から「試合に出れてなくてすみません」と言われました。少し悲しくなって「謝らないでください」と言ったのですが、申し訳なく思ったり不甲斐なく思ったりしてほしくないなぁと思ってしまいました。

その後の会話でいつも応援本当にありがとうございます、と言ってくださったのでその言葉は大変嬉しかったのですが…私は個サポなので、その選手の良いときも苦しいときも応援したいと思っているのですが…

(一部省略)

ベンチ外の選手の気持ちについてのご質問です。こちらの記事でも取り上げていますので、参考にしていただければと思います。

この記事では、ベンチ外選手の振る舞いやあるべき姿についてフォーカスしていますので、今回はより「心情」に着目してお話したいと思います。

アスリートにとって怪我は付き物で、それはそれでまた辛いものです。負傷時の心境や対応についても記事にしています。

怪我や特別な理由を除いては、基本的に「監督がチョイスしなかった」というのが現実です。戦術的な理由や実力的な問題が考えられますが、選手にとっては非常に悔しい瞬間です。

自分のメンタルがコントロール出来ずに、ライバル選手やチームの「失敗」を願ってしまうこともあるくらい辛い時間だということは間違いありません。そういった時の考え方についてはこちらの記事で触れています。

ただ、そんな時でも応援して下さるファンやサポーターの方には本当に頭が下がるばかりです。ご質問者様の好きな選手の様子からも伺えますが「合わせる顔がない」と思ってしまうくらい悔しく、情けなく思う瞬間もあるにはあります。

本来であれば、プロとしてどんな状況であれ対応すべきなのは間違いありませんが、それほど不甲斐なく感じてしまっていたとも事実なのだと思います。

一方で、どんな時でも支えて下さる人がいるからこそ辛い時期を乗り越えるために踏ん張れる、ということも確実に知っておいてほしいと思います。

選手にとって応援は原動力です。

個人的には、誰からも応援されなくなった時はサッカーを辞める時だと考えています。それほどまでにファンやサポーターの方々の支えは大きなものだということです。

もしかすると試合に絡めない苛立ちや自分を情けなく思う気持ちから、普段とは違った対応をしてしまったのかもしれませんが、ご質問者様の気持ちはきっと届いているはずです。

最後に、その時に掛ける言葉についてですが、基本的に「その時の気持ちをありのままに」伝えて問題ないと思います。

強いて言うならば「プレッシャーを与えすぎない」内容の方が、今回のケースにおいてはベターと言えるかもしれません。どのような性格の選手かは存じ上げませんが、本人が「恥ずかしい」と口にしていることからも、ナイーブな状態であることが想像できますので。

とはいえ、あまり細かいことは気にせずに応援を続けてもらえれば良いのではないかと思います。これだけの考えを巡らせて下さるファンの方がいることは選手にとって幸せなことですから。ご質問ありがとうございました。

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