Twitterに届いたご質問に対する回答記事です。
たまに「〇〇選手は△△選手には絶対パス出さないよね」という会話がサポ同士であったりするのですが、そういうことは本当にあるのでしょうか?
あるとすれば…
①たまたまそういう風に見えているだけ
②戦術的な理由
③その選手とプレーの波長が合わない
④手柄を人にやりたくない、自分でシュートしたい
⑤△△のことが嫌い
のうち、あるいはどういった理由からでしょうか?
観る側の方からしてみれば、何かパスの規則性やなんとなくのイメージが見えてくることもありますよね。
そこに選手間の人間関係が影響してくるのか、というところですね。
結論から言うと、全く無いことはないかもしれないが、限りなく少ない、というところだと思います。
質問者様の①②③は実際にあり得る話だと思います。
例えば、監督によってはディフェンスラインから中央に付けるパスを、リスクが高いという理由で好まない場合もあります。となると、その間でのパス交換は少ないよね、となります。
もしくは、プレーのイメージや得手不得手が合わない、というのは割と有り得る話だと思います。ただ、これは感情的な「好き嫌い」とは違います。
それらが観ている人になんとなく気付かれる場合もあると思いますし、他にもこういった戦術的意図は実際にも存在します。
おそらく質問者様の1番気になっているポイントは④⑤の部分だと思います。
ここは冒頭にも申し上げた通り、皆無かと言われればそんなことはないとは思いますが、少なくとも僕の経験してきた限りでは、そこまで大きく影響はしないと思っています。
仮に嫌いな選手であったとしても、より得点が取れるポジションにいたり、勝利に近づくプレーが出来るのであれば、基本的にそちらを選択するでしょう。
その方が本人にとってもプラスなことが多いですし、チームが勝ってこそ個人の評価に繋がるからです。
選手自身もそのことを理解出来ていますし、人間的な好き嫌いは、さほどプレーを左右するとは思いませんが、それまでに築いた信頼関係が、知らず知らずのうちにプレーに影響する可能性は否定しきれません。
頭で明確に意識せずとも、本能的な関係性のようなものは実際にあると思います。
イメージとしては、「嫌い」というネガティブな印象より、「合う」というポジティブな印象の方がプレーに影響しているように感じます。
僕自身も、「あそこは不仲だから…」という話はごく稀に耳にすることもありますが、なんだかんだでプレー中は「持ちつ持たれつ」やっているように見えます。
確かに、選手間の人間関係とプレーの関係性は気になると思いますが、その中でもどちらかと言えばポジティブな関係性に着目して観ていただいたほうが楽しいのではないかと思っています!
色々な楽しみ方があると思いますが、これからもサッカー観戦を楽しんでいただけたらと思います。
ありがとうございました!
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